取引先の方に直接年齢を聞くことは失礼でできませんよね?でも、データとして顧客属性を図るために年齢また、年齢区分は把握しておきたい…。そんな時は間接的に年齢を導き出しましょう!今回は生年月日から自動で年齢を算出する方法をご紹介します。

生年月日を入力する項目を作る

まずは、実装したいオブジェクトに生年月日を入力する項目を作成していきます。【項目とリレーション】で「新規」作成します。

ステップ1データ型の選択】データ型を「日付」にします。

ステップ2詳細を入力】【項目の表示ラベル】を「生年月日」にし、【項目名(API名)】は「Birthdate」と設定します。

ステップ 3. 項目レベルセキュリティの設定】を設定し…

ステップ 4. ページレイアウトへの追加】を行って「保存」ボタンを押し、保存します。

年齢を算出する数式項目を作る

先ほど、生年月日を入力する項目を作ったオブジェクトに【項目とリレーション】で「新規」作成します。

ステップ1データ型の選択】データ型を「数式」にします。

ステップ2出力型の選択】【項目の表示ラベル】を「年齢」にし、【項目名(API名)】を「Age」と設定します。そして、【数式の戻り値のデータ型】を「数値」に設定します。年齢は小数点を使用しないため、画面下部の小数点の位置は「0」にします。

ステップ3数式の入力】数式の入力を行います。ここで使う数式はFLOOR関数を使用します。

FLOOR関数はFLOOR(number)を入力し、
数値を切り捨てて、0 にもっとも近い整数に丸めます

実際の数式は

FLOOR( ( TODAY() - Birthdate ) / 365.2425 )

今回はたったの1行です。

簡単に仕組みを説明すると、今日の年月日から生年月日を引いて一年(365日)で割るという簡単な仕組みです。例えば今日が2020年3月2日だとして生年月日が2000年3月2日だと20年÷1年で20歳になりますね。この数式は公式が発表しているものなので、そちらのリンクも貼っておきます。

最後に

次回は、今回作成した年齢から18歳は10代、34歳は30代などの年齢区分を算出する方法をご紹介します!